『Vivy』~6話《感想》
近未来系の硬派なSFアニメは本当に久しぶりで毎週観るのがとても楽しみなアニメです。
まだ観ていない方がいましたら是非!おすすめです☺
◆あらすじ
歌を歌い人を幸せにすることが使命であるAI、ヴィヴィのもとに突如マツモトと名乗るAIが現れる。
マツモトは100年後の未来から来たこと、
彼の使命が「100年後に起こる人間とAIとの戦争を阻止する」であることを明かし、この計画を遂行するためにはヴィヴィの協力が必要であることを伝える。
ヴィヴィは様々な葛藤の中で、彼の指示のもと100年後の戦争の引き金となる数々の事件に身を投じることになる。
◆感想 ~6話まで(※以下ネタバレを含みます)
AIと人間の共存についてがテーマとなっていて、AIが家族であったり、恋人であったりAIと人間のさまざまな関係性や絆を各話丁寧に描かれていて、
AIの「使命」について(「あり方」について)考えさせられる内容になっています。
それはロボットと人間の関係性を描く、私が大好きなアニメ映画作品「イブの時間」を彷彿させます。
・演出が素晴らしいこと!
タイトルとあらすじをざっと見て、歌で戦争を解決させたり、歌が重要な役割を果たすマクロスのような作品なのかなと思っていましたが、いい意味で裏切られました。
作りこまれた設定、個性的で魅力的なキャラ、素晴らしい作画・・・一気に話に引き込まれました。
とにかく話のみせ方が上手くて、クオリティの高い歌をここぞというところで織り込んで作品を引き立たせる。
全体的に統一感があって、よくできたアニメ映画作品を観ているかのようです。
◆これまでの話のまとめ ~6話まで
・マツモトについて
・戦争が起きないよう歴史を改変、分岐させることが使命(シンギュラリティ計画)
・マツモトが目覚めるタイミングが歴史の転換点
・ヴィヴィの事件への関わり方が原因で計画がずれてしまっているが、
修正可能であるらしい
・これまでの事件と戦争との関係
・政治家の死によって命名法の成立 ⇒AI発展を促す
☞政治家の死を阻止、AIの活躍によりAIに寄り添った法案が可決される
・宇宙ホテル落下事件 ⇒AIへの不信感、反AI集団の乱立 ⇒戦争の火種になる
☞AIの活躍により落下を阻止、AIの急速な成長を促した
・冴木博士とAIの結婚 ⇒AI擁護の風潮につながる
☞当初では恋路を邪魔する事がシンギュラリティ計画に入っていたが、
AIの過剰な発展を阻止するためのメタルフロート停止に計画を変更した
・疑問点
・関わる事件のほとんどがヴィヴィのシスターAIにまつわるものであること
・1話に登場する100年後殺されてしまう博士と思しき人とヴィヴィの関係性
・このまま順調(?)に物語は進んでいくのか?
「サイコパス1期」や「新世界より」のような根幹の設定を、終盤でひっくり返すようなどんでん返しをめちゃめちゃ期待していますが・・・(希望的観測)
◆最後に
ヴィヴィの歌が各話、人々やAIに大きく影響を与えていてそれがどのように
この先の話につながっていくのか・・・非常に楽しみです☺