最近読んでいる小説
暇だったので青空文庫で小説を読んでました。
坂口安吾の『桜の森の満開の下』、太宰治の『グッド・バイ』、『灯籠』、
純文学は全く読んでこなかったのですが、「美しい桜の情景」や「誰かに惹かれる心情」など、様々な場面場面で作者が読み手に伝えたいと思っているであろうことが過不足なく100伝わってきて、脳裏に浮かび上がる情景にただ「美しいなあ」と、読んでいるだけで満たされた気になる。良さに気づきました、今更ですが。
太宰治って流れるようなスピード感がある文章で、でもあまりに些末な余計すぎることはちゃんと書かないし、文章に対する雑さは微塵も感じさせないし、言い回しは美しいしセンスがあり、「この人ヤバいな...何食べたらこんなの書けるんだろう」ってひたすら驚嘆してます。
純文学に触れるって良いですね。